超基礎編 血液ガス分析の読み方3Steps
講座概要
血液ガス分析はその簡便さと迅速さから、集中治療室や救急外来、手術室などのクリティカルな現場だけでなく、今や一般病棟などでも広く用いられる検査の1つです。しかしながら、検査で得られるデータが多く、見慣れない方にとっては検査結果のどこを見ればいいのか、どう解釈したらいいのか分かりにくい検査でもあります。
今回は、初めて血液ガス分析に触れる方でも理解できるよう、「酸素化」「換気」「酸塩基平衡」の3つだけに内容を絞ってお話します。そして、講義の最後には今回のお話を事例で振り返ることがことができるようになっています。
血液ガス分析を始めて学習する方や、後輩にわかりやすく伝えられるようになりたい、という方にオススメの内容です。
- 講師
- 満田 幸士
- 動画時間
- 約1時間9分
- 単品販売価格
- 3,000円
講師
講師:満田 幸士
集中ケア認定看護師
呼吸療法認定士
2009年看護師資格を取得し、循環器病棟で勤務。2013年より集中治療室で勤務開始となり、2019年集中ケア認定看護師資格取得。2022年看護師特定行為研修受講。集中治療室では循環管理や重症患者の早期リハビリテーションに力を入れており、院内ではRRT、RSTメンバーとして組織横断的活動も行っている。
また、部署内スタッフや院内の新人看護師を対象とした研修、看護学生への講義を担当するなど看護師教育にも積極的に取り組んでいる。 その他、3学会合同呼吸療法認定士、日本DMAT隊員、ICLS認定インストラクター資格所持。
第1回血液ガス分析の評価
血液ガス分析はその簡便さと迅速さから、集中治療室や救急外来、手術室などのクリティカルな現場だけでなく、今や一般病棟などでも広く用いられる検査の1つです。血液ガス分析を初めて学習する方や、後輩にわかりやすく伝えられるようになりたい、という方にオススメの内容です。
Chapter
- 呼吸の評価
- 酸素化と換気を分けて考える理由
- ワッサーマンの歯車
第2回酸素化の評価
酸素化の指標を理解することで、どう対応していけば良いかの判断に繋がります。普段やっている酸素投与が正しいのか、正しくないのか。今日ここで解決できます。
Chapter
- 酸素化とは
- 酸素化の異常
- 動脈血酸素飽和度
- PaO2とSaO2の関係 酸素解離曲線
- 酸素投与の危険性
- 酸素解離曲線の左方移動・右方移動
- P/F比
第3回換気の評価
酸素化の評価はなんとなくわかるけど、換気は苦手だなと思う方も多いのではないでしょうか?ここでは簡単にわかりやすく、換気の評価を伝えます。
Chapter
- 換気
- 呼吸器不全の種類
- ガス交換能異常への対応
第4回酸塩基平衡の評価
呼吸性か代謝性かを見極めるポイントと代償の仕組みをマスターしましょう。ここまで理解できたら、今日からベッドサイドで活かせます。
Chapter
- 酸塩基平衡とは
- 血液のpH
- 酸塩基平衡の見方
- 酸塩基平衡障害の判断
- 代償反応の判断
- 代償反応の見方
第5回事例・まとめ
第1回~第4回の内容のまとめを実際の事例を交えながら振り返ります。