心臓外科術後と循環管理
講座概要
心臓外科術後はもともとの心機能だけでなく、疾患、術式、人工心肺の使用など多くの要因により、さまざまな合併症が出現します。また、その合併症は患者さんの生命に直結しているため、合併症の観察や早期対応が求められます。そのため、患者さんの近くにいる看護師が、合併症に関する知識をもち、合併症が出現するリスクを理解し、他職種と共に予防することが重要と考えます。
今回は、循環動態の観察の基本から、心臓外科術後の観察ポイントを、疾患の特徴を抑えながら学んでいきたいと思います。
- 講師
- 村崎 聖弥
- 動画時間
- 1時間55分
講師
講師:村崎 聖弥
株式会社 キュアメド
集中ケア認定看護師、特定看護師
2002年に看護師免許を取得し、兵庫医科大学病院に入職。整形外科病棟、心臓血管外科呼吸器外科病棟、CCU、ICUに配属後にHCU看護師長となる。
2023年度より現職。
2013年に集中ケア認定看護師資格取得、2019年に看護師特定行為研修を終了(8区分)
第1回まずはここから 循環動態の観察とは
循環動態の観察といえば、「血圧」を思いつくと思います。では、血圧とは何を示しているのでしょうか? 血圧について考えながら、循環動態の観察のポイントを学びましょう。
Chapter
- 規定因子
- 規定因子の解説
- 血圧の数値
第2回心臓弁膜症、急性冠症候群の特徴と術後の観察ポイント
心臓外科術後といっても、疾患により術後の全身管理が異なります。 そのため、疾患の特徴を知り、術後の観察ポイントについて考えてみましょう。
Chapter