がんの痛みの見分け方と
上手な痛み止めの使い方
講座概要
患者さんから「痛い!」と言われた時、対応に困ることはありませんか?
がん患者さんの半数以上が何らかの痛みを感じていると言われており、化学療法中の患者さんで55%、進行がんや終末期の患者さんでは66%が痛みを有しているとされています。そして、痛みを有する患者さんの38%が中等度以上の痛みを訴えていることが報告されています。
痛みを緩和するための鎮痛薬は新しいものが次々と発売されていますが、患者さんの痛みの原因や見分け方が分からないと、効果的に薬剤を使用できず、痛みも緩和することができません。
今回は、がん患者さんの痛みの見分け方と上手な痛み止めの使い方を学んでいきましょう。
- 講師
- 乾 貴絵
- 動画時間
- 37分(更新中)
講師
講師:乾 貴絵
緩和ケア認定看護師
2008 年緩和ケア認定看護師の資格を取得。 2009年より緩和ケアチームに所属し、組織横断的に活動を行っている。
教育活動としては、ELNEC-J指導者養成プログラム、看護師に対する緩和ケア教育指導者研修を修了し、がん患者の症状緩和やエンゼルケア等 に力を入れ教育を行っている。
第1回がん患者さんの痛み
①全人的苦痛 ②痛みとは ③痛みのアセスメントの基本 ④痛みの原因 ⑤痛みの種類 ⑥痛みの治療目標
第2回鎮痛薬
①NSAIDs ②アセトアミノフェン ③オピオイド ④鎮痛補助薬
第3回痛みを和らげるためのケア
痛みを和らげるためのケアについて解説していきます。